無意味なことばかり書こうとしていますが、
今日はちょっと方向性を変えます。
なんていうか、
殺伐とした世の中ですね……。
前からずっとなのかもしれませんが、
私は混乱していますし動揺しています。
状況に目を見張っていられないぐらいには。
理由があれば戦争をしてもいいと、
考える人がいることに愕然としたこの頃。
必ず死傷者が出るのに、どうして。
どうしてなのか、本気で分からなかった。
また糸井さんがコラム「今日のダーリン」で、
紹介していた本を読みました。
「13歳からの地政学―カイゾクとの地球儀航海」、
という書籍です。
Kindleあかんね、ほいほい買ってしまう。
歴史と地理の理解が壊滅的な私でも、
ちょっとは頭が追いつくようになりました。
軍事力って何なのか、経済って何なのか、
国の発展について、貧困について、
なぜ戦争が起こるのか、なぜ国力に差があるのか、
歴史と地理とを照らし合わせて、
まさに13歳でもわかる内容になっていると思います。
ストーリー仕立ての対話形式です。
昨今の例の侵攻のニュースで、
正直うつだし過敏になっていましたが、
世界全体に視野を広げて見渡すと、
すこし冷静になれました。
タダで根拠のない情報が大量に流れてくる今、
何より知識を付けて武装することで、
間違った情報から身を守ることの大切さ、
みたいな部分が印象的でした。
ちょっとだけ、
フェアトレードについて出てきましたが、
あんまり詳しく書かれていなかったので、
補足すると、フェアトレードというのは、
昔は手工芸品が主な対象、
女性の生活向上が出発点でしたが、
あとから貿易そのものを見直す動きも始まって、
生産者について考えて、南半球で栽培されるバナナ、
コーヒー、紅茶などの嗜好品に対しても、
フェアトレードの活動が拡大しています。
仲買人から不当に搾取されやすい小規模農家が対象で、
比較的裕福な農家は対象になりません。
なので、フェアトレードマークのない輸入品、
イコールすべて不当に買いたたかれた商品、
とはなりません。
あと、基準がけっこう厳しいらしく、
有機栽培で地球にやさしいかどうか、
も基準の対象になります。
コーヒー好きなのでちょっと知っているだけです。
ついでに昔読んだ社会哲学の書籍も、
紹介します。あまり覚えていないけど。
コミュニティとは何か、自由とは、
公正とは何か、社会の責任とは何か、
あらゆる側面から問題提起しています。
こちらも大変な良書です。
あとは、ただ趣味で買った本……。
「フリースタイル着物コーデBOOK」。
めっちゃ可愛かった……。
着物をアレンジして着るという内容で、
やはり純粋な日本の着物文化を大事にしてほしい、
という声もあるみたいなのですが、
純血か混血かみたいな話だと思うんですよね。
それぞれに源流があるからこそ、
混ざり合ったときに新しい文化が生まれる。
それはまったくダメなものではないと思います。
着物にスカートを合わせるときの、
着付け方まで写真付きで載っていて、
祖母が残してくれた着物で実践できそうです。
この先どうなるかわからない。
ある程度はこうなるだろうなとか予測はするけど、
今は目の前の手の届く範囲の大事なものを、
大事にして、しがみつくしかない。
出来ないことのあまりの多さに、
呆然とする。
今週もどうかご無事で。