昨日で、1年の4分の3が過ぎたのですね。
ときどき、絵が古いと言われて気にする方を見かけます。
かくいう私も、「昭和」と言われてすごく気にした時期が、
ありました。
絵が古いと、人に受け入れられない、と思っていたんです。
しかし、最近は考え方が変わってきました。
今って、レンタルコミックの普及などで、
古い漫画作品なども若い人の目に触れるようになってきて、
昔の名作を知っている若者がけっこういるみたいなんですよね。
で、懐かしい感覚で描かれた漫画でも、読んでいる。
良いものはやはり良いし、
そこに、時代を感じさせる何かがあったら、
かえって良いことなのではと思うんです。
過去の濃ゆい名作が今風のあっさりした絵で描かれていたら?
それはそれでいいのかもしれませんが、
その時一世を風靡した濃ゆい絵、大事な要素ですよね。
古風に感じると言うことは、
過去に流行ったことがあるということで、
私は、「流行る」ことはただ事ではないと思っているので、
(たとえ仕掛け人がいたとしても)、
古さを感じさせる絵も、悪いわけではないのだと、
思えるようになりました。
もちろん、「新しい」、「斬新」なものも大好きだし、
流行というものの歴史は、
今なお積み重ねられているのだと思います。
古風と言われても、その絵は、過去に自分を含む多くの人の、
心を動かした証拠だと思うんですね。
なので、絵が今時じゃないと他人に言われても、誇りを持ちたいと思う。
そして、今時じゃないからといって描いた人の価値は揺らがない。
新しい、今風の絵が描きたければ、
現在の絵柄になったときのパッションがあれば、
ちゃんと描けるようになると思いますし、
自分の絵が好きならそれを信じればいいと思います。
思ったことをつらつらと述べました。
最後に、何年も前にマイブームだったポップ系な絵です。
もう、15年近く前に描いた絵かな。私はこの絵、好きなんですよ。
粗だらけですけど。今の絵も粗だらけですけど。
「人と違ってもいい」という言葉を最近胸にしまっています。
今週もお疲れ様でした。