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日常
誰が足を踏んでいる?
2021-08-15 (Sun)

Lesson1011なんとなく嫌われてる人、好かれてる人 – おとなの小論文教室。https://www.1101.com/essay/2021-07-21.html

ほぼ日刊イトイ新聞で、毎週読んでいる山田ズーニーさんのコラム。
また、思うところがあった。

”足を踏んづけてる人は痛みが無いが、
踏まれてる人は悲鳴をあげている。この、
「温度差」、
あちこちで起きている。”

あるとき、どうしても話しかけづらいと感じる人がひとりいた。
その方は独りでいることが多く、あまり社交的ではなかった。
そして、薄々私はその人に「嫌われているのでは」と思っていた。

でも、好きで独りでいるようにも、なんとなく見えなくて、
とりあえず、「無視だけはしないように」と思って、
こちらを無視される恐怖を押し殺して挨拶はするようにしていた。

その方も含めて、集団で外食する機会があったとき、
素敵なピアスをしていたので「ピアス素敵ですね」、
と話しかけたら、ちょっと嬉しそうに「どこどこで買いました」。
しかし、それ以上、会話が続かなかった。

こういうタイプの人間、知ってるかもと思った。
私だ。

中学生の頃、あまりに人と話せなくて、
こんないたずらをされたことがある。

私は教室の一番後ろの席で、先生がプリント用紙を配り始めた。
「一枚ずつ後ろに回して」と。
数はちょうどよかったはずなのに、途中の子が、
「一枚多いです」と、前に戻して、私にプリントが届かなかった。
私は黙って先生のところに取りに行った。

やり返せない、言い返せない人間だから、
こういうことをされるのか。

私はこんなふうに、ないがしろにされて良い人間だったのだろうか。
嫌われていた。私は知らぬ間に人の足を踏んでいたのかもしれない。

しかし、そういう、「しゃべれないタイプの子」が、
足を踏む側であることはそんなにないと思うし、
踏まれていると感じた事はない。

私は今は、社交的とまで行かないまでも、
少しだけ人と話せるようにはなった。

むしろ、私の方が、他の人とは楽しそうにおしゃべりをして、
その方とはしゃべらないとか、どこか足を踏む側ではないだろうか。
と、今になって考えてしまった。

もしかしたら、本当に独りが好きな可能性も捨てきれないのですが。

まあ、こんなこともあった。

小学生の頃、廊下に並ぶことになって、背の近いいつも一緒にいる友だちが、
私の足を踏んできた。「痛いんだけど」と言ったら、
「当たり前でしょ? 踏んでるんだもん」。

おいおい。

もしかしたら、先に私が踏んで、その仕返しだったのかもしれない。

こんなことを言われたこともある。

「人は生きているだけで、人を傷つけている。みんな、鎧を着て生きている」
鎧を着ていれば、小さな擦り傷も気にならないですね。

今週もどうかご無事で。

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