橋本治
2024-01-05 (Fri)

ほぼ日の學校、橋本治をリシャッフルする。
第2回、中条省平さん
「少女漫画論に目を開かれて」。

何回かに分けて視聴していて、
さっき観終わったのですが、
全然知らない人の話なのに、
めっちゃ面白かったなと思いました。

ダーウィンの贈りものⅠの次に、
なんとなく観始めたシリーズですが、
こんなに熱く語られる橋本治とは何者なのか。

出てくる漫画や作家は、
タイトルしか知らない、
作者の名前しか知らない、
あしたのジョーも読んだことない。

ですが、サブカルの中に息づく葛藤とか、
少女と少年の性の出会い方の違いとか、
世の中に対する違和感を突き詰めたという話も、
なるほど天才かあ、と思いました。

誰もがわけわからないまま通り過ぎていって、
やがてどうでもよくなっていくことで立ち止まり、
表現に落とし込んだ、そこがすごいところなんですね。

毎回ですが、講師の方も、なんかすごいです。

やがて西洋から渡ってきた内面的なものから、
内面ではない見た目的なもの、工芸の世界、
あわれという東洋的な価値観に軸を移していく。

その変遷はなんだか特別なものに思われます。

ユングの言葉にこんなのがあるのですが、
講義を聞いていて思い出したので貼ります。


葛藤をその人の個人的な失敗のせいにせずに、
人間すべての共通の苦悩で、
時代すべてが背負っている問題であると了解するのは、
きわめて重要なことです。


ユングは西洋のひとですが、
どことなく東洋的な感じのする?
言葉だったんだなと思います。

少年少女の葛藤も、
大人になってから生まれる葛藤も、
狭い自分の檻の中で戦っているうちは、
なかなか全貌が見えてこないですよね。

話は飛びますが、
今コードウェイナー・スミスという、
SF作家の小説を読んでいます。

人類補完機構、
庵野秀明の人類補完計画の元ネタだそうです。
ストルガツキー兄弟のストーカーの次に読み始めました。

ミンク族というのが出てくるのですが、
ONE PIECEのゾウ編にミンク族って出てきたよなあ……。
でもONE PIECEのミンク族は、
どちらかというとこのミンク族とは別の種族、
下級民に近い姿をしているよなあ……。

あ、影響受けてるんだな……。

とぼんやり思っています。
尾田栄一郎さん、SF描きたいって発言してたらしいし。

最初はわけわからんかったのですが、
人類補完機構についてわかってくると、
これがもう1周したくなります。
わけがわからない状態で1周して、
わかった状態でもう一度体験したい。

いろんなギミックが隠れていそうです。

こういう読書体験が本当にいいです。

あ、ネーム完成しました。

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