目が覚めて、ニュース見て、
夢じゃなかったと、落ち込んだ。
もし、今止まらなければならないのなら、
人は、毎日止まっていなければならない。
毎日どこかで誰かがこの世を去っている。
これは悪夢だと思いたくなるようなことは、
歴史上何度もあったのだ、と、
今生きる人は知識として知っている。
動けないなら、それは仕方ないけれど、
止まるわけにもいかない人もいるだろう。
それに、暴力の効力を認めたくもない。
生きとし生ける者すべてに、
今日やるべきこと、考えること、
やりたいこと、夢とか希望とか、
好き嫌いも、あるはずだ。
納得はできないけど、私はまだ動ける。
止まらないようにしようと思い至った。
オンラインでのコミュニケーションが主流になってきて、
『世の中から身体性が失われている』、
と言われるようになってしばらく経つ。
それが原因かどうかはわからないけれど、
何か悪い方に変わるだろうと危惧はされていた。
こんな形で変わるとは思っていなかった。